内視鏡外来:胃カメラ
胃がんの検査を、胃のバリウム検査だけで済ませていませんか?
人間ドックや会社の健康診断の「胃バリウム検査」だけで胃がんの検査ができたと安心していませんか?
「胃バリウム検査」は、費用は安いのですが、検査精度が低く、かなりの被ばく量があります。また、胃粘膜の変化だけの早期胃がんや早期食道がんを発見することはできません。
当院では、「苦しくない胃カメラ検査」で胃がん・食道がんの早期発見に努めています。
40歳を過ぎたら、できれば毎年、少なくとも3年に一度は胃の内視鏡検査を受けましょう。
当院の胃内視鏡(胃カメラ)検査の特徴
- 麻酔(鎮静)を使用し、眠っている間に検査終了します
- 胃カメラと大腸カメラを、同じ日に続けて受けることができます
- 月曜から土曜まで、毎日実施しています
- 赤ちゃん連れの方の検査もご相談ください(保健師がみていることができます)
- 消化器内視鏡検査専門医が、苦痛の少ない胃カメラ検査を行います。
医師より
胃がんや食道がんの早期発見には、内視鏡検査が一番であることは、医師として実感しています。
ですから、鎮静を使用したり、医師の検査技術を常に向上させるための努力を続けたりするなど、少しでも楽に、負担なく検査を受けていただける胃カメラを心がけています。
また、せっかく意を決して受けた内視鏡検査でも、「検査の結果がよくわからなかった」「今後どうしたらよいかわからなかった」のではもったいないことです。
当院では「内視鏡検査で何がわかったのか」「何を行ったのか」「今後どうしたらよいか」をわかりやすく説明するよう努めています。
胃内視鏡(胃カメラ)検査の流れ
STEP1【ご予約/事前受診】
胃カメラ検査は基本的に予約制です。当日検査も可能ですが、空き時間を調整して胃カメラを行うため日によってはお待たせする可能性があります。
内視鏡がはじめての方や、血をサラサラにする薬(ワーファリン、バイアスピリン、プラビックスなど)を服用中の方は、事前受診をおすすめしています。
STEP2【検査前日】~当日
検査前日は、夜9時頃までに食事を済ませてください。それ以降は、お茶や水などの水分は摂取していただけますが、牛乳などの濁る水分やジュースは避けてください。
検査当日は、朝食を取らずにご来院ください。少量のお水やお茶は飲んでいただいて構いません。
STEP3【検査当日】受付
起床後~検査終了までは食事はできません。水やお茶などの水分は摂取していただいて構いません。
予約時間の10分~15分前に受付へお越しください。内視鏡検査前の問診を行います。
STEP4【検査当日】準備/検査
鎮静を希望される方は、準備ができ次第お呼びします。点滴の管から鎮静剤を注射し、眠っている間に検査が終わります。
検査時間自体は5分~10分程度です。
STEP5【検査当日】リカバリー
鎮静剤が覚めるまで、1時間程度リカバリー室でゆっくりとお過ごしください。
STEP6【検査当日】検査後のご説明
診察室で検査画像を確認しながら、担当医が内視鏡検査結果をお話しいたします。
「今回の内視鏡検査の結果」「次回の内視鏡検査をいつ受けたらよいか」「今後、生活習慣など気をつけたほうがよいこと」などをお話しいたします。
胃内視鏡(胃カメラ)検査の費用
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
初診 (感染症採血含む) |
約700円 前後 |
約2,000円 前後 |
胃内視鏡 (胃カメラ) 検査のみ |
約2,000円 前後 |
約6,000円 前後 |
胃内視鏡検査 + 病理検査 |
約3,000~4,000円 前後 |
約10,000円 前後 |
胃内視鏡検査 + ピロリ菌検査 |
約2,500円 前後 |
約7,500円 前後 |
ピロリ菌検査・除去について
胃がんの予防には、ピロリ菌の除菌が最優先です。
ピロリ菌に感染した人が必ず胃がんになるわけではありませんが、ピロリ菌が原因となって起こる慢性胃炎から、胃がんの大部分が発症しています。
当院では、胃カメラ検査と同時に、ピロリ菌の検査も行うことができます。
検査方法
ピロリ菌への感染検査は、胃カメラ(上部消化管内視鏡)を行うときに、胃の粘膜を採取して検査する他に、尿・便・血液・呼気(吐いた息)などで検査することができます。
当院では、便・血液・尿での検査ができます。
除菌方法
ピロリ菌の感染がわかった場合は、除菌治療をします
3つの薬の組み合わせを1週間、1日2回飲むだけです。